小鳥庵

ヒトヨカギリノ

一夜限りの夜の街には
思い思いの人波が流れる
あるひとは流行りの歌を歌っては笑い
あるひとはおさけを飲んで
あるふたりはしずかな小路にかくれて愛をささやき
あるひとは煙草をふかしながら夜空を見上げる


そしてあるひとりは
誰にも見えない公衆トイレの影に身を隠し
四角くひかるちいさな窓にしがみついて
ただ朝を待つ


それはきっとわたしで
もしかしたらアナタで
もしかしたら、まだ出会ったこともない誰か


あなたの傷を わたしにください
そんなもの
わたしがきっとマヨネーズをつけて
食べてあげる

わたしの傷をあなたにあげる
お鍋で茹でて
少しのお塩で召し上がれ


そしてあなたの喜びが
いつかわたしにとどいたら
わたしはそれをキラキラかがやく素敵な首飾りに変えて

世界で一番高い場所に立ってよろこびのうたを うたおう



あなたの傷をわたしにください
そんなもの
わたしがきっとマヨネーズをつけて
きっと

ひとつ残らず食べてあげる



だからもう
何も怖がらないでオヤスミ


夜が明けたら

一緒にかえろう
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by hiromiwithk | 2007-06-18 02:31 | 詩 うた

うたえばいいさ                             とおくきこえる                             あまおとのように
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