小鳥庵

<   2007年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧




ヒトヨカギリノ

一夜限りの夜の街には
思い思いの人波が流れる
あるひとは流行りの歌を歌っては笑い
あるひとはおさけを飲んで
あるふたりはしずかな小路にかくれて愛をささやき
あるひとは煙草をふかしながら夜空を見上げる


そしてあるひとりは
誰にも見えない公衆トイレの影に身を隠し
四角くひかるちいさな窓にしがみついて
ただ朝を待つ


それはきっとわたしで
もしかしたらアナタで
もしかしたら、まだ出会ったこともない誰か


あなたの傷を わたしにください
そんなもの
わたしがきっとマヨネーズをつけて
食べてあげる

わたしの傷をあなたにあげる
お鍋で茹でて
少しのお塩で召し上がれ


そしてあなたの喜びが
いつかわたしにとどいたら
わたしはそれをキラキラかがやく素敵な首飾りに変えて

世界で一番高い場所に立ってよろこびのうたを うたおう



あなたの傷をわたしにください
そんなもの
わたしがきっとマヨネーズをつけて
きっと

ひとつ残らず食べてあげる



だからもう
何も怖がらないでオヤスミ


夜が明けたら

一緒にかえろう
[PR]



by hiromiwithk | 2007-06-18 02:31 | 詩 うた

一番おおきなおくりもの

f0082452_1531038.jpg

それは
得体の知れない
だけどかぎりなくやさしい
まるでかみさまみたいな

まるでかみさまみたいな、愛 でした
[PR]



by hiromiwithk | 2007-06-18 01:53 | 詩 うた

波紋

ぼくのなみだはこころに溜まり
暗くちいさな湖に落ちる
静かに
小さな波紋だけを広げて

誰にも言わない
誰にも言えない


願わくば湖の底をゆらゆら歩く小さな亀の親子が
ふふふと笑ってぼくの波紋を見上げてくれるといい

太陽を求めて水面の近くを泳ぐ小さなさかなの背中を

ぼくの波紋が優しくなでてくれればいい


誰にも言わない
誰にも言えない

そしてきっと誰もが

それぞれの湖に静かになみだを落としている


その
小さな波紋
[PR]



by hiromiwithk | 2007-06-18 01:45 | 詩 うた

26時


蛍光灯のひかりの下で
育たないいのちを育てる

今は真夜中 26時


暁の光なんて
どこにもないや

僕は低くつぶやいて見えない空を見上げる
夢を見ることもできないで



昔の人が言った

「見えないものは永遠に続く」

この目に見えるものはいつか 終わっても



暁の光なんて
どこにもないや

そうつぶやきながら本当は探してる

今は見えない

暁の光を



蛍光灯のひかりを消して
この部屋から出る時を
本当はずっと
待っている
[PR]



by hiromiwithk | 2007-06-16 02:31 | 詩 うた

四角と盾

きみが見つめる その四角い窓は
きみの孤独を埋めてくれるたいせつな四角

きみが身に纏う その長いロープは
きみがきみの周りから身をかくすためのたいせつな盾




だけどいつか
ひとりずつ
わたしたちはその四角から顔をあげて

ひとりずつ
わたしたちは盾を置いて

ひとりずつ
わたしたちは
見つける



空の高さに驚いた
ある2人の兄弟のように

おどろくようにあたらしい世界を
[PR]



by hiromiwithk | 2007-06-05 13:27 | 詩 うた

うたえばいいさ                             とおくきこえる                             あまおとのように
by maruco.
プロフィールを見る
画像一覧

以前の記事

2012年 02月
2011年 10月
2011年 09月
more...

**LINK**

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧