波紋
ぼくのなみだはこころに溜まり
暗くちいさな湖に落ちる
静かに
小さな波紋だけを広げて
誰にも言わない
誰にも言えない
願わくば湖の底をゆらゆら歩く小さな亀の親子が
ふふふと笑ってぼくの波紋を見上げてくれるといい
太陽を求めて水面の近くを泳ぐ小さなさかなの背中を
ぼくの波紋が優しくなでてくれればいい
誰にも言わない
誰にも言えない
そしてきっと誰もが
それぞれの湖に静かになみだを落としている
その
小さな波紋
暗くちいさな湖に落ちる
静かに
小さな波紋だけを広げて
誰にも言わない
誰にも言えない
願わくば湖の底をゆらゆら歩く小さな亀の親子が
ふふふと笑ってぼくの波紋を見上げてくれるといい
太陽を求めて水面の近くを泳ぐ小さなさかなの背中を
ぼくの波紋が優しくなでてくれればいい
誰にも言わない
誰にも言えない
そしてきっと誰もが
それぞれの湖に静かになみだを落としている
その
小さな波紋
by hiromiwithk
| 2007-06-18 01:45
| 詩 うた