小鳥庵
2012-02-25T11:54:31+09:00
hiromiwithk
うたえばいいさ とおくきこえる あまおとのように
Excite Blog
楽
http://labirdcafe.exblog.jp/17230927/
2012-02-23T16:09:00+09:00
2012-02-25T11:54:31+09:00
2012-02-23T16:09:52+09:00
hiromiwithk
詩 うた
ぼくのきらいな雨上がりの夕方なんかにこうして
深く呼吸を吐いてみるけど
右の肺にへばりついて出て行かない
たったひとつのたんじゅんなことを言い切ってしまえば
楽になれるのかもしれない
***********
おもいだせばあんしんできるようなふるさとならよかった
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無伴奏
http://labirdcafe.exblog.jp/16705230/
2011-10-18T21:26:01+09:00
2011-10-18T21:26:05+09:00
2011-10-18T21:26:05+09:00
hiromiwithk
未分類
小さな街角で見上げる空には何か足りない
君と肩を組んでゆこう、と、
言った
君
秋の空にロックンロールが響く
秋の夜月にブルースが聴こえる
夕焼けが薄く残る西の空の向こう
僕らの故郷から四弦の音が聴こえる
何かが足りない街の空
ぼくたちは低く呟きながら歩く
故郷を遠く離れて
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小さな娘が思ったこと
http://labirdcafe.exblog.jp/16623578/
2011-09-30T14:46:12+09:00
2011-09-30T14:46:11+09:00
2011-09-30T14:46:11+09:00
hiromiwithk
詩 うた
小さな娘が思ったこと
ひとの奥さんの肩はなぜあんなに匂うのだろう
木犀みたいに
くちなしみたいに
ひとの奥さんの肩にかかる
あの淡い靄のようなものは
なんだろう?
小さな娘は自分もそれを欲しいと思った
どんなきれいな娘にもない
とても素敵な或るなにか…
小さな娘がおとなになって
妻になって母になって
ある日不意に気づいてしまう
ひとの奥さんの肩にふりつもる
あのやさしいものは
日々
ひとを愛してゆくための
ただの疲労であったと
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問うてる
http://labirdcafe.exblog.jp/16397968/
2011-08-10T12:09:00+09:00
2011-08-10T12:10:27+09:00
2011-08-10T12:09:41+09:00
hiromiwithk
詩 うた
願うのにも似たような気持ちで
あるひとつのことをずっと
問うてるんだ
だけど花のようなものは薄い雲の向こうにまだ見えず
ねえ、教えてくれないか
月
祈りのような僕の考えの行きつく場所にあるその答えを
だけどほんとうは僕にさえ
この祈りの真ん中は分からない
僕は何をどう思おう、
どんな言葉で君に伝えよう
直線で切り取られた夜空
星が消えそうな僕らの町
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月に照る雲
http://labirdcafe.exblog.jp/16097194/
2011-06-08T13:16:58+09:00
2011-06-08T13:16:58+09:00
2011-06-08T13:16:58+09:00
hiromiwithk
詩 うた
想いはちりのように積もってこの目を覆ったのだろうか
できることならすべて花のようにかがやくものに変えて
緑の上に蒔くように
言葉にできることなどほんとうはほんのすこし
砂浜でなくした大切なもののように
.............
流れることのないまましまいこまれた涙
夜空の中で
照りながら流れる雲の切れ間のその向こう側に目を凝らすような思い
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あと幾度の
http://labirdcafe.exblog.jp/15680683/
2011-03-19T00:38:03+09:00
2011-03-19T00:38:03+09:00
2011-03-19T00:38:03+09:00
hiromiwithk
詩 うた
夕陽にかがやく海だろう
あと幾度の 舞い落ちる銀杏の葉だろう
あと幾度踏みしめる銀色の雪だろう
あと幾度見上げる
静かに立つ桜の樹か
季節が巡りゆくそのたびに
息をつめるように想おう
生かされてあることの美しさに
言葉をなくして立ち尽くすように
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のぞみ
http://labirdcafe.exblog.jp/15610719/
2011-03-05T07:32:06+09:00
2011-03-05T07:32:06+09:00
2011-03-05T07:32:06+09:00
hiromiwithk
詩 うた
ほんとうのことだけが欲しい
ひとと自分を
ただしく愛するために必要なだけの
わずかな
ひそかな
ほんとうだけが欲しい
………………
紙コップみたいなこころをかかえて今日も生きる
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さいわい
http://labirdcafe.exblog.jp/15587725/
2011-03-01T00:29:43+09:00
2011-03-01T00:29:43+09:00
2011-03-01T00:29:43+09:00
hiromiwithk
詩 うた
流れ着いたがらくたを拾いあつめてちいさな家を建てよう
磨かれた
柔らかな青いガラスの石に
あるひとつの
言葉を刻むのもいい
大きな水の音しか聞こえない
終わりのないような白い砂の大地に仰向けに寝転んで
両手を広げて
太陽と月を数えよう
ずっと
僕のとなりで君は
君のとなりで、僕は
沈む太陽と昇りゆく月を見ていよう
それらが素晴らしい絵画のように
空を染める朝も
静かにひかる夜も
奇跡のように訪れる
ひとつずつの季節の上で
太陽と月を
数えよう
まるで終わりのないような
白い砂の大地の上で
............
君のいる人生は
なんて素晴らしいのだろう。
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ソラ
http://labirdcafe.exblog.jp/15556416/
2011-02-23T14:07:25+09:00
2011-02-23T14:07:25+09:00
2011-02-23T14:07:25+09:00
hiromiwithk
詩 うた
ゆるやかに吹く風はまだ
少し冷たい
冬のおわりの光に照らされた花は少し淋しいので
思わずじっと見る
知らない誰かが幸せそうに笑っているところを
こっそりガラス越しに見ているのが好き
激しく流れるこの河のむこうになにかがある気がしてならなかったから
今までずっと
生きてきたような気がする
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時々輝くようなその一点
http://labirdcafe.exblog.jp/15502776/
2011-02-14T01:15:00+09:00
2011-02-14T01:16:55+09:00
2011-02-14T01:15:57+09:00
hiromiwithk
詩 うた
君にしか描けない絵
君にしか入れない家
君にしか見えない空の色
君にしか嗅ぐことのできない
春の訪れの香り
君にしか見つけられない
小さな 忘れられた星
特別でなど
なくても良い
優れてさえ
いなくても良い
君にしか
見渡すことの出来ない
この世界に時々光る
美しい景色
つぶさに目を凝らさなくては
見つけられない
時々輝くようなその
一点
それを見つけ出そうとする
戦いのような現実上の一歩
それこそが
わたしたちが生まれたことの意味
真に
生きるということの
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私の帽子を知りませんか
http://labirdcafe.exblog.jp/15411914/
2011-01-29T00:22:11+09:00
2011-01-29T00:22:11+09:00
2011-01-29T00:22:11+09:00
hiromiwithk
詩 うた
なめらかな灰色の
オートクチュールの1品物で
私の頭に
ぴったりなのです
とてもだいじに
していたのですが
昨夜から
探し続けているものの
どこにも見つからないのです
隣町にも
行ってみましたが
どこにも見つからないのです
どこかへ置いて
来たのだろうか
それとも
私の足りない愛情に愛想を尽かし
帽子の方から
逃げ出したのでしょうか
それならば
彼を自由にしてあげようか
けれど彼は私の頭に
ぴたりとはまって
嬉しそうに笑っているときもあったのです
そう
たしかにあったのです
淋しがっているなら
もう一度だきしめてやらなくちゃ
そして私の頭の上が
彼にとって必要ならば
これからはずっといればいい
これからは
ずっと
もしもし
私の帽子を
知りませんか
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気付いたらなんにも残ってなかった
http://labirdcafe.exblog.jp/15390167/
2011-01-25T00:28:52+09:00
2011-01-25T00:28:56+09:00
2011-01-25T00:28:56+09:00
hiromiwithk
詩 うた
空っぽになった両手で
自分を抱き締めて泣いていた
空は晴れているのに
雲を透かすひかりは黄金色に美しいのに
太陽のひかりにさえ傷つけられている
みたいだった
*************
それでも生きよと
そのうえでなお
生きよと
空っぽになったわたしに聞こえたのは
ただ
そのひと声
生きよ
と。
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ワスレモノ
http://labirdcafe.exblog.jp/15384462/
2011-01-24T00:54:00+09:00
2011-01-24T01:13:27+09:00
2011-01-24T00:55:00+09:00
hiromiwithk
詩 うた
喜びが雪のように
悲しみを隠すのか
悲しみが雨のように
慰めの歌を歌うのか
**********
マヤカシノヨロコビガボクノココロヲコオラセタノカ?
本当の声を聞かせて
本当の声を聞かせて
本当の声を聞かせてほしい
一瞬の雑踏
楽団が去った後に残る一人の魂
ずっと知っていた
ずっと昔からぼくは
右足のように
左手のように
それを纏って生きていたのに
・・・マヤカシノヨロコビデボクハココロヲコオラセタノカ?
本当の事を教えて
本当の事を教えて
本当の事を
教えてほしい
*********
うずくまる僕の指の隙間からは
ただしいものばかり
こぼれおちてしまうと
もう
知っているから]]>
color
http://labirdcafe.exblog.jp/12370431/
2009-11-24T01:37:11+09:00
2009-11-24T01:37:11+09:00
2009-11-24T01:37:11+09:00
hiromiwithk
詩 うた
ハレツシテシマイソウ
誰かいそうな暗闇に目をこらす
君はだれ?
本当のコトバを吐き出すこともなく
咀嚼して飲み込んで
そうして君は、闇にまぎれる真っ黒になってしまった
ぼくだけはきみをそのまま抱きしめよう
晴れた海を見に行こう
桜の花を数えよう
飾り立てられた思想
メガマワッテシマイソウ
もううんざりなんだ
本当のことをなにひとつ言わないまま
生きていく君
見上げればいつも
空は青い
]]>
世界
http://labirdcafe.exblog.jp/11972326/
2009-09-20T22:59:50+09:00
2009-09-20T22:59:56+09:00
2009-09-20T22:59:56+09:00
hiromiwithk
詩 うた
大切なものを失った悲しみに
終わりを・・・終わりを 願っていた人にも
雨に降られ ふきすさぶ風に
なすすべもなく ただじっと
静かに耐え忍ぶ人にも
愛する人と手を取り合って
駆けてゆく 幸せそうな二人にも
同じように
今日は空が 青かった
今日の空は 青かった]]>
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